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マリナベイ・サンズ「ヴァーチャル会議場」を提供へ
2021/ 10/ 19
シンガポールのカジノリゾート、マリーナ・ベイ・サンズ(MBS)は対面式のイベントと組み合わせて利用できる「バーチャル・ミーティング・プレイス」を立ち上げたと発表した。
10月14日に同社が発表したプレスリリースによると、新型コロナが「パンデミック(大流行)」から「共存する」ものへと変化していく中で「物理的なイベントとバーチャルなイベント間をシームレスに行き来し、オンライン・ストリーミングのエンターテイメント・プラットフォームのようなオンデマンド・コンテンツを提供すること」が未来像になるとしている。このバーチャル・ミーティング・プラットフォームは、MICE(Meeting, Incentives, Conference, and Exhibition)分野の3つの主要なニーズ「ネットワーキング」「コンテンツ配信」「グローバルな商品・サービスの売買」に応えるよう設計されているという。
バーチャルイベント中には「ブレイクアウト」と呼ばれる設定を利用し、アートサイエンス・ミュージアムやサンズ・スカイパーク展望台など、実際にあるさまざまな施設を会場にカスタマイズすることができる。このプラットフォームは大きく次の3つの部分に分かれている。MBSのMICE施設であるサンズ・エキスポ・コンベンションセンターのボールルームを模したバーチャル展示スペースを備えた「プレナリー」、昨夏オープンした「ハイブリッド・ブロードキャスト・スタジオ」の一部として提供される「ライブラリー」、そして参加者が1対1やグループ毎に分かれてミーティングを行えるバーチャルな「ブレイクアウト・ルーム」である。
このプラットフォームの開発には、世界的なブランディング会社のシンガポール法人であるピコ・アート・インターナショナル社、オンラインミーティング用のプラットフォームを提供しているシンガポールのGEVME、オンラインミーティング用のインタラクティブ要素を含むサービスを提供しているシンガポールのアニメーションスタジオSixtrees Viz Comms Pte Ltdの3社が協力している。By Resocasi.com
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