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シンガポール、2012年にはマカオのライバルに成長へ

2010/ 08/ 22

リゾートワールドを運営するゲンティン・シンガポールの第2四半期の業績が市場の予想を上回る好調な数字だったことから、アジアの根強いゲーミング需要を裏付ける形となり、シンガポールのゲーミング市場への期待もより高まりつつある。リゾートワールドとマリナベイサンズの第2四半期の1日あたり売上高から予想されるシンガポールの年間ゲーミング売上高は約40億ドルとなる。アナリストの中でも最も強気な見方をしているCLSAのアーロン・フィッシャーによると、シンガポールの2011年のゲーミング売上高は以前に自身が予測した39億ドルをはるかに上回る51億ドルに達するだろうという。ゴールドマンサックスも50億ドルを予想している。今のところは、2011年の売上高が275億ドルに達するとみられているマカオには遠く及ばない。
フィッシャーによると、シンガポール市場が抱える大きなリスクは、2-3年後にギャンブルに関する社会的な問題が表面化してくる事態となった場合、政府がゲーミング市場が拡大し過ぎたとの判断を下し対応策をとるかもしれないということだ。