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ハイエストローラーの負けっぷり

2010/ 10/ 22

最近シンガポールで、あるハイローラーがマリナベイ・サンズとリゾートワールドのカジノのバカラで7,650万ドルの負けを喫したというニュースが報じられ注目を浴びた。庶民にしてみれば、それほどの金額を賭けられること自体驚きだが、このシンガポールの長者番付40位に名を連ねる富豪は、それだけの金額を失っても特に生活に支障はないらしい。また木材の輸出で巨万の富を得ているという別のマレーシア人ハイローラーも、同じく両カジノのバカラで3,800万ドルを失ったという。以前、3日間に1,990万ドルも負けて大きなニュースとなったシンガポールの水産会社オーナーの場合は、その後カジノ側を「冷静な判断ができない状況下で、カジノ側が自分に不当に多額のクレジットを与えた」として訴えたところ、カジノ側が690万ドル分を差し引くことに合意、残額については既に支払いを済ませた模様。一方、カジノを解禁しながらも、自国民のカジノでの散在は極力抑制したい意向のシンガポール政府は、もちろんこうしたギャンブルでの派手な負けを報じるニュースには神経を尖らせているとみられる。