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シンガポール、世界第2位のカジノ都市に

2011/ 06/ 12

AGAのファーレンコフ会長は先日マカオで開催されたギャンブル業界の会合の席上、シンガポールは年内にもラスベガスを抜いて世界第2位のカジノ都市になる可能性が高いと語った。昨年2つの統合カジノリゾートがオープンしたシンガポールは51億ドルのゲーミング売上を集め、今年は64億ドルにも達すると予想されている。一方、2006年にマカオに首位の座を譲ったラスベガスの昨年の売上は58億ドルだが、既に成熟した市場であり大きな成長は望めない。首位のマカオは昨年235億ドルと突出しており、今年に入っても2月~4月の月間売上高は前年比42%増という驚異的な伸び率を維持している。ただし、マカオ市場の今後の成長に関しては労働者やインフラの不足、中国政府によるゲーミングテーブル数の上限規制、ジャンケットオペレーターの規制強化の可能性など、不透明な要素も存在している。