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シドニー、11月1日からワクチン接種条件に海外旅行者受け入れ再開へ、自主隔離も撤廃

2012/ 10/ 16

オーストラリアNSW州のドミニク・ぺロッテット首相は、11月1日よりワクチンを接種した国内外の旅行者の受け入れを再開すると発表した。オーストラリアでは2020年3月以降、新型コロナのパンデミック対策として国境を閉鎖、自国民と永住権保持者だけが自費での2週間のホテル検疫を条件に入国可能となっている。NSW州では、他州に先駆け今週末にも成人の80%がワクチン接種を完了する見通しで、感染者数の大幅な減少が期待されており、ペロテット首相は4ヶ月近くに及んだロックダウンで大きなダメージを受けた州経済を促進するため、早期の旅行者受入れが必要と主張している。NSW州を訪れるためには、オーストラリア行きの飛行機に搭乗する前にワクチン接種の証明と新型コロナの陰性証明の提示を求められる。
NSW州の新型コロナ感染者数は15日時点で399名、9月初旬の最多件数1,599件から大幅に減少している。一方、隣接するビクトリア州では、ワクチンの接種率が低く、2,179件の新規感染者が報告されている。首都キャンベラでは2か月以上続いたロックダウンが解除され、カフェ、パブ、ジムなどの営業が再開されたが、ソーシャルディスタンシングなどの厳しいルールが課されている。オーストラリア全国のこれまでの新型コロナ患者数は約13万9,000人、死者数は1,506人。By Resocasi.com