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クラウン・シドニー、8月にVIP限定でカジノ営業開始へ

2022/ 07/ 27

先月、NSW独立酒類賭博局（ILGA）が条件付きでクラウン・リゾーツにクラウン・シドニーのカジノ運営を承認したことを受け、クラウン・シドニーは8月にVIP限定でカジノ営業を開始すると発表した。ABC News Australiaの報道によると、ILGAの厳しい監視下におかれる同社は、新たにオープンするゲーミング施設を「クリスタルルーム」と「マホガニールーム」と呼ぶ2つの豪華なVIPゲームフロアと、専用のプライベートサロンから成ると説明した。ゲーミングフロアには160のゲーミングテーブルと70の電子ゲーミングテーブルが設けられ、8月8日にVIP会員とそのゲストに限定してオープン、マホガニー・ルームは後日オープンの予定だという。

クラウン・リゾーツは当初、2020年12月にクラウン・シドニーのカジノをオープンする予定だったが、昨年の公開調査によりマネーロンダリング疑惑が発覚、当局からカジノライセンスの適格性を欠くとの判断が下され、5つ星ホテルとレストランに限り営業が認められていた。現在のライセンスは「条件付き」であり、これは同社がまだ完全に「カジノライセンスを保持する適格性を有している」と判断されていないためである。クラウン・リゾーツ社は、カジノ営業を開始するにあたり、昨年の調査費用の一部と同社のカジノを監督する費用の支払い、海外ジャンケットとの提携停止、キャッシュレスゲーミングモデルの採用、屋内喫煙の段階的廃止などに同意した。

米国の投資企業ブラックストーン は今年6月24日、89億豪ドル (＝62億ドル) の買収提案を連邦裁判所に承認され、クラウン・リゾーツの経営権を取得、「クラウンン・リゾーツの経営陣および数千人の従業員と協力し、同社の施設をワールドクラスのエンターテインメント施設へと変え、最高水準のコンプライアンス、ガバナンス、誠実さをもって運営できるよう変革を続けていく」としている。By Resocasi.com

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