世界のIR・カジノニュース
仁川経済特区、日本のIR対抗策としてさらなるプロジェクト誘致へ
2019/ 12/ 24
日本のIR開業は早くとも2020代半ばの話であり、かつ日本人のカジノ利用には入場料も課されるとはいうものの、日本にIRが開業すれば現在韓国のカジノ施設を訪れている多くの日本人客が国内のカジノを利用できるようになる。日本のアプローチはマカオやラスベガスのようなカジノ都市とは異なり、国内各地に最大3か所までのIR施設誘致を行おうとしている。
仁川自由経済区域(経済特区:IFEZ)当局は、日本のIRへの対抗策として、新たに2~3のゲーミング施設誘致が必要であるとしている。仁川では現在パラダイス・シティが営業しているほか、アメリカのモヒガンゲーミング、シーザーズ、近隣の衣島のブルームベリーリゾーツ、日本のマルハンによるドリーム・アイランドなど計4施設の建設が進んでいる。このうちブルームベリー・リゾーツとマルハンの施設にはカジノは含まれないという。
投資アナリストの中には、韓国が(1か所を除き)自国民のカジノ利用を禁じていることが新たな投資を呼び込む妨げとなる可能性を指摘するものもいる。IFEZへの進出には最低でも1施設あたり6億ドルの投資が必要とみられるが、IFEZの担当者曰く、栄宗島全体で100億ドルの投資額を目指しており、これまでにおよそ65億ドルを確保、残り35億ドル分として3施設のリゾートプロジェクトが必要だという。
同氏は「日本のIR一か所への投資額は100億ドルと言われており、それに対抗するためには少なくとも地区全体で同規模の投資額を集める必要がある」と語る。また、日本のIRプロジェクト入札を果たせなかった企業が、仁川やウラジオストクなどアジアに代替地を求める可能性もあり、そうした企業をIFEZの優遇税制や土地リース料の減額を武器に誘致したいと意欲を見せる。By Resocasi.com
最新ニュース
- ラスベガスサンズ、NYのカジノライセンス入札から撤退を表明 2025年 04月 30日
- ラスベガス、カジノでの「写真撮影禁止」は過去の話に?! 2025年 04月 22日
- タイの『カジノを含む娯楽複合施設法案』、内閣承認を経て国会審議へ 2025年 04月 21日
- ネバダ州議員、トランプ政権の施策に懸念表明と対策要請 2025年 04月 15日
- オンラインカジノ強制遮断へ、総務省が有識者会議設置し新制度検討 2025年 04月 14日
あわせて読みたいニュース
- モヒガン・インスパイア、8月のカジノ売上と来場者数が過去最高を記録 2024年 10月 29日
- モヒガン・インスパイア3月にグランドオープン、豪華エンターテイメントメニュー発表 2024年 02月 14日
- 韓国の「モヒガン・インスパイア」、カジノフロアを2月3日午前8時8分にオープン 2024年 02月 03日
- 『インスパイアのカジノ開業、旧正月前に可能』と韓国政府関係者 2023年 12月 15日
- モヒガン・インスパイア、12月はアリーナでのエンターテイメント企画で国内外の音楽ファン集客へ 2023年 12月 06日
- 仁川モヒガン・インスパイア、11月30日にソフトオープンへ、カジノは2024年1Qに 2023年 11月 27日