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韓国国会で外国人向けに「リモート・ギャンブル」認めようとの提案

2021/ 10/ 20

地元メディアの報道によると、韓国でイ・サンホン国会議員が、新型コロナの影響による外国人専用カジノの売上減少への対策として「海外の顧客にリモート・ギャンブルを認めるべき」との提案を行った。業界団体である韓国カジノ協会によると、韓国にある16の外国人専用カジノの今年の上半期売上は、1,782億9,000万ウォン(約174億円)。2020年の年間売上高は5,978億ウォン(約582億円)、2019は1兆4,500億ウォン(約1,413億円)と、2020年の売上高は前年比で60%近く減少、今年もさらに減少することが確実な状況となっている。イ・サンホン議員は、外国人向けのリモートカジノサービスを導入するため、4月に観光振興法の一部改正も提案している。地元紙の「ニューデイリー」によると、ゲーミング業界を監督している文化体育観光部は、「韓国人が偽装してリモートギャンブルに参加しようとする可能性がある」という理由で、リモートギャンブルの導入には反対しているという。現地紙の報道内容では、この「リモートカジノサービス」が実際にはカジノにいない人が指定した代理人を使ってライブのテーブルゲームで賭けを行う、いわゆる「プロキシー・ベッティング」を意味するのか、それとも、オンラインでライブ配信される画像を見ながら賭けを行うものを指すのか、は特定できない。By Resocasi.com