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『インスパイア』カジノフロア、2024年2月10日までに開業目指す

2023/ 07/ 31

モヒガンが韓国で建設を進める「インスパイア・エンターテインメント・リゾート」のチェン・シー社長は、2024年の2月10日から始まる旧正月までにカジノフロアの開業を目指すと語った。

韓国ではカジノライセンスを取得するために、まずホテルで5ツ星の格付けを取得する必要があるため、1,275室のホテルを今年11月中に開業した後、正式にカジノライセンスを申請する予定だという。

インスパイアのカジノには150台のゲーミングテーブルと700台のスロットマシンが設置される。また施設には15,000人収容の多目的アリーナ、屋内ウォーターパーク、公園なども含まれる。同社では、将来的にゲーミング、ノンゲーミングの収益比を半々に近づけていきたいとしている。

建設工事は現在約85%完了しており、年内にはカジノを除くすべての施設が開業できる見通し。

シー社長は中国系市場においてプレミアムマス及びマス顧客の獲得を目指すほか、日本人、在外韓国人なども取り込みたいと語る。

ハイエンド・ビジネスを推進するため、日本、台湾、マカオか香港などに営業所を開設する予定で、マス顧客誘致のため、ゲーミング以外のサービスや、K-pop、K-beauty、K-shoppingなど、韓国文化の世界的な人気を活用していくという。

モヒガングループが保有する北米の既存顧客データベースを活用し、韓国でのビジネスを強化を図る考え。

さらに主要ハブ空港に近いロケーションを活かして世界各地からの旅行者を迎えるだけでなく、プロモーションや提携などのクロスマーケティングによってトランジット客の取り込みも目指すという。

シー社長は、既に仁川で営業しているパラダイス・シティがより高級なビジネスホテルというイメージなのに対し、インスパイアのイメージはより高級なバケーションリゾートであるという。

インスパイアの敷地800エーカーのうち、現在の施設は約120エーカーを占めるに過ぎず、今後も複数の段階を経てプロジェクトが進められる。 By Resocasi.com