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中国政府、マカオに産業多様化求める

2014/ 12/ 16

中国全人代常務委員会の李飛副秘書長は、地元の報道機関に対し「マカオ政府はゲーミングへの財政的な依存度を減らし、産業の多様化に努める必要がある」と語った。
マカオの税収のうち、ゲーミングからの直接税が占める割合は2014年の1-10月で83.5%に達している。
李氏のこの発言は、中国政府によるマカオ渡航に関するさらなる規制強化が行われる可能性を示すものとみられる。
マカオの11月のゲーミング売上は前年比19.6%減の30億4,000万ドル、6か月連続で前年を下回った。この不調は中国本土からの渡航ビザ規制の強化と、汚職に対する取締りの強化などが主な原因とみられている。
6月には最長7日間のマカオ滞在が認められていたトランジットビザでの滞在期間が5日間に短縮された。
また珠海でのトランジットの証明書類の審査基準が近く厳格化されると報道されている。