世界のIR・カジノニュース

マカオのゲーミング売上、2018年は14%増、2019年には最高額更新の予想

2017/ 12/ 30

ブルームバーグによると来年以降のマカオのゲーミング売り上げは、中国政府の汚職取締り強化による数年来の低迷からの順調な回復が続く。その最大の牽引役となるのはVIP客だが、コタイの新しいカジノ施設やレジャー施設を訪れる家族連れなどマスマーケットの旅行者増も見込まれる。2018年、MGMとSJMがコタイに新しいカジノ施設をオープンすることでマカオの6つのオペレーターがコタイへの進出を果たすことになる。マス顧客を対象とするこうした施設では、プライベートジェットでの送迎や滞在費の負担が必要なVIPと比べ、オペレーター側のマージンが増える。MGMは1月に1400室のホテル、2000人収容のシアターを備えた新施設をオープンする。アナリストの予想では来年同社の売上は70%増となるが、それでもコタイ後発組のMGMやSJMにとって、先行するサンズやギャラクシーとのシェア争いは厳しいと見られる。中国政府の動向によるリスクは依然存在するが、2019年のマカオのネーミング売上は96億ドルに達すると予想される。By Resocasi.com