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マカオでカジノ従業員のカジノ利用禁止へ

2018/ 06/ 27

ギャンブル依存対策としてマカオのカジノで働く人々がオフタイムにカジノでギャンブルすることを禁じる法律が、近く成立するとみられる。対象者にはカジノのディーラーなど直接的にギャンブルに関わるスタッフだけではなく、カジノのセキュリティや会計、清掃などに携わる人々も含まれる。唯一、春節(旧正月)の最初の3日だけは入場を許されるが、それ以外の期間に業務以外の理由でカジノに立ち入った場合は罰金として125~1,250ドルが課される。2017年にマカオでギャンブル依存に関するサポートを求めた157名のうち、約30%がカジノ従業員であったことから法による規制が必要とされた。しかし課される罰金の金額がそれほど高額でないことや、カジノへの立ち入りを監視する方法が係員による目視や利用者側の意識に頼る部分が大きいことなどから、実効性には疑問の声も出ており、シンガポールや日本で導入を検討しているような地元住民へのカジノ入場料の導入を求める意見も聞かれる。By Resocasi.com