世界のIR・カジノニュース

マカオの10月カジノ売上3.2%減、VIP不調で

2019/ 11/ 04

マカオの10月のカジノ売上は、前年同月比3.2%減となった。1~10か月の累計では1.8%減で、前年比増がの月が4か月に対し、減が6か月となっている。10月の不振の原因は、長引くアメリカvs中国の貿易戦争による中国経済や人民元へのマイナス影響、香港の不安定な政情などが関連するとみられている。10月の連休(ゴールデンウィーク)
の売上が今一つで、VIPの売上が2割近く減少する一方でマス市場は12%増と伸びた。カジノオペレーターにとってはジャンケットに多額の手数料を支払わなければならないVIP市場に比べ、マージンの大きなマス市場が好調なのは悪い話ではない。今年第3四半期の報告を見ても、マカオのカジノオペレーターの業績は売上は減少傾向だが利益は伸びている。ここしばらくマカオのマス市場の業績はVIPを追い越し、第3四半期のマスのバカラ売上はVIPのバカラをじりじりと浸食する勢いとなっている。SanfordのアナリストはVIP部門の不安定な状況は今後もしばらく続くとみている。By Resocasi.com