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マカオのカジノ最新事情
2020/ 04/ 20
新型コロナウィルスのパンデミックを受けて世界各地のカジノ施設が休業せざるを得ない状況にある中(韓国のパラダイスグループは4月20日営業を再開したようだが)、2月の数週間を除き現在も営業を続けているマカオのカジノの様子をIAG(Inside Asian Gaming)が報じた。それによるとマカオでは、最大の顧客供給元である中国広東省からの旅行客数が移動制限によって依然低迷しており、未だ回復の兆候は見られなかった。
IAGが4月14-16日の午後に計11か所(ベネチアン・マカオ、パリジャン、サンズ・コタイ・セントラル、シティ・オブ・ドリームズ、ウィン・パレス、MGMコタイ、ギャラクシーマカオ、グランド・リスボア、ウィン・マカオ、MGMマカオ、スターワールド)のカジノ施設を訪問したところ、各カジノフロアにはゲーミングテーブルに平均7人、スロットマシンに平均8人のプレイヤーしかいなかった。
調査時に最も賑わっていたMGMマカオの客数はテーブルゲームに10人、スロットに25人、2番目に多かったグランド・リスボアではテーブルゲームに10人、スロットに14人だった。
曜日別では、火曜日に訪問した4つのカジノに合計92人、水曜日に調査した3つのカジノには計46人、木曜は4つのカジノにわずか33人という状態で、移動規制がやや緩和されたとはいえギャンブラーの行動にはまだ反映していない模様。マカオの3月のゲーミング売上は前年比約80%の減収だったが、4月はさらに減ると予想され今後の見通しは厳しい。 By Resocasi.com
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