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デジタル人民元がマカオのカジノに導入される可能性は？

2020/ 12/ 07

ブルームバーグは先日「マカオの複数のカジノオペレーターがゲーミング検査調整局とカジノでのデジタル人民元の導入の可能性について話合った」と報じた。

現在、中国人ハイローラーがマカオのカジノのVIPルームでチップを購入する際には、ジャンケットが送金・両替をして手配した香港ドルで支払いが行われており、その手数料はジャンケット業者にとって貴重な収入源でもある。これを中国の中央銀行が発行するデジタル人民元で支払うようになると、ジャンケット業者にとっては大問題となる。この報道の後、マカオの当局はこの内容を否定する声明を出したが、もしデジタル通貨が導入されれば、資金の流れを政府に追跡されるのを嫌うVIP客の足は遠のくことが予想され、ジャンケット業者にとっても死活問題となることから、マカオのカジノオペレーターであるギャラクシ－・エンターテイメント、ジャンケット最大手のサンシティの株価はそれぞれ3％近くも下落した。なおブルームバーグに情報を提供した関係者は、アリペイやウィーチャットなどのデジタル決済プラットフォームの利用については検討されていないと語っている。By Resocasi.com

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