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マカオのカジノオペレーター、SJM・ギャラクシーとも2020年通期は赤字

2021/ 03/ 01

マカオのカジノオペレーター、SJMの2020年通期のカジノ純売上(=総カジノ売上からコミッション&インセンティブを控除)は前期比78%減、純利益は同194.3%減で約413億円の赤字となった。同社のアンブローズ・ソー会長兼CEOは業績報告の中で「昨年の業績はコロナ禍の影響を反映したものとなったが、2021年の業績は徐々に回復する」との見通しを示した。同社がコタイ地区で開発を進める新施設「グランドリスボアパレス」は既に竣工しており、今年上半期中に開業する予定だという。

また同じくマカオで「ギャラクシー・マカオ」などのカジノ施設を運営するギャラクシー・エンターテイメントの2020年通期業績は、前期75%減、純利益は約547億円の赤字となったが、第3四半期に約マイナス123億円だった調整後EBITDAは第4四半期には約137億円の黒字に、純売上高も第3四半期から229%増と回復傾向を示している。同社では、中国本土からの渡航制限の緩和や継続的な経費削減の成果が反映されたものと分析している。By Resocasi.com