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マカオ、4月のカジノ売上(GGR)は前月比1.1%増の10億5,000万ドル

2021/ 05/ 02

マカオのDICJ(博彩監察協調局)の発表によると、マカオの4月のGGRは前年比1014.4%増、前月比1.1%増の10億5,000万ドル(約1,143億円)で先月に続き新型コロナ影響後の最高額更新となった。マカオでは、昨年1月下旬から現在まで入境制限を含む厳格な水際措置がとられており、インバウンド旅客数が大幅に落ち込んでいるが、昨年第3四半期以降は中国本土との往来に関する規制緩和が進みカジノの売上も回復基調に転じている。DICJはカジノオペレーターに対し、従業員及びゲストの健康を最大限保護するよう要請しており、ゲーミングテーブル間の距離の確保、座席の間隔を空ける(例えばバカラでは1テーブルに最大3~4名まで、スロットマシンは1台又は2台おきの稼動)などと定められているほか、チップ等のゲーミング用品の消毒も強化して行うなどの制限が課せられている。
またゲストには入場時にマスクの着用、検温、健康状態に関する情報(専用サイトに直近の滞在歴・新型コロナ患者との接触歴の有無・発熱や咳などの症状の有無・連絡先を入力して作成したQRコード)の提示が義務付けられている。3月3日以降はPCR検査陰性証明書(マカオまたは広東省の認可施設が発行した有効期間内のものに限る)の提示義務はなくなった。マカオ公安警察では5月1~5日の連休にかけて、インバウンド旅行者数が前月比20%程度増加すると予想している。
マカオの2020年通期のGGRは前年比79.3%減の約8221億円だったが、2021年度の財政予算の中でマカオ政府は約1兆7,683億円のGGRを見込んでいる。By Resocasi.com