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マカオ5月のGGR、連休効果でアナリストの予想超え

2021/ 06/ 04

マカオのDICJ(博彩監察協調局)の発表によると、5月のマカオのカジノ売上(GGR)は、中国本土の連休(ゴールデンウィーク)期間中の観光客増加により前年同月比492%増の約13億USドルと、4ヶ月ぶりにアナリストの予想(中央値467%)を上回った。前月比でも24%増となったが、コロナ禍以前の2019年5月比では60%減とまだまだの水準。

5日間の連休中にマカオを訪れた旅行客は約16万7,000人でその93%が中国本土からであった。1日当たりの平均訪問者数は2月の春節に比べ158%増、前月比25%と回復基調にはあるが、コロナ禍以前の2019年5月比ではこちらもまだ79%減という状況。連休後のゲーミング収入は、中国で新たに発生した新型コロナの症例の影響を受けて急速に落ち込んでおり、今後売上回復基調が継続するかどうかは、中国本土での新型コロナの感染症例数の動向次第と言える。by Resocasi.com