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マカオ、変異株感染者で緊急感染予防態勢しくも、カジノは閉鎖せず

2021/ 08/ 05

マカオで4人家族が新型コロナ変異株陽性であったことを受けて、マカオ政府は8月3日午後3時30分より「緊急感染予防態勢」を敷くとともに、8月4日に全住民の検査を開始すると発表。カジノリゾートを含む市内各所に41か所の検査所を設け24時間体制で検査を行う。今回、最初に感染したのはこの家族の娘で7月19日に中国の珠海市から西安市へ向かう飛行機内で感染し、ウイルスが「輸入」されたとみられる。「緊急感染予防態勢」の導入により、マカオに出入国する人は12時間以内に発行された新型コロナの「陰性」証明書が必要となる。広東省当局は、新型コロナの拡散を防ぐため、省外への「不要不急の旅行を避ける」よう国民に勧告した。広東省には1億人以上の住民がおり、マカオの観光産業を支える最大の市場となっている。
8月4日に行われた会見で、マカオの・ヤッシン行政長官は、今回のケースによるカジノの閉鎖は予定していないと語った。昨年2月、カジノに15日間の営業停止を命じた際は、カジノの従業員に感染が確認されており、今回とは事情が異なるとの判断。しかし一方で、マカオの映画館、劇場、屋内運動場、ゲームセンター、インターネットカフェ、ビリヤード場、ボウリング場、スチームバス、マッサージ店、美容室、フィットネスサロン、ヘルスクラブ、カラオケ店、バー、ナイトクラブ、ディスコ、ダンスホールなどは閉鎖されるという。By Resocasi.com