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マカオのカジノ事業者、今後10年間に総額124億ドル投資の見込み

2022/ 11/ 16

現地の報道によると、マカオの6つのカジノコンセッション獲得を目指すカジノ事業者は、今後10年間で合計約124億ドル(約1.7兆円)を投資すると予想される。コンセッションを申請している7社のうち、Galaxy EntertainmentとSands Chinaはコンセッションを維持できた場合、各25億ドル以上を投資する可能性があり、他の5社は各約19億ドルを投資するとコミットしており、6社の投資額合計は120億ドルを超えるとみられている。
JPモルガンのアナリスト、DS Kim氏によると、1社あたり19億~25億ドルの投資額は6社が過去10年間に投資した350億ドルの約3分の1ほどであり、今後10年間に大きな改修や開発プロジェクト、複数の旗艦イベントやショーなどを行うことが可能となる額で合理的であるとみる。一方で、マカオに既存施設など資産を持たないGentingがコンセッションを獲得した場合は、既存の資産を買収した上で、追加の投資をコミットしなければならないため、既存6社が優勢になると予想される。同氏はGentingにとっての実現可能なシナリオは株式投資か合弁になるだろうと語る。マカオの現在の6社のカジノコンセッションは今年12月31日までで失効となる。By Resocasi.com