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2022年第3四半期、マカオのGGRがフィリピン、シンガポールに抜かれる

2022/ 11/ 24

オンラインメディアのGGRAsiaによると、2022年第3四半期の総ゲーミング収入(GGR)において、マカオはシンガポール、フィリピンに次ぐアジア地域3位に転落した。

フィリピンのPAGCORが発表した第3四半期GGRは前四半期比7.6%増の8億6,700万ドル強で、シンガポールの2つのカジノリゾートが発表しているカジノ部門の大3四半期のカジノ関連の売上合計は7億8,800万ドルだった。これに対し、DICJの発表によるマカオのGGRは前四半期比34.7%減の6億8,840万ドルで、マカオはフィリピン、シンガポールに次ぎ3位に甘んじることとなった。マカオの2022年第1四半期GGRは22億1,000万ドル、第2四半期は10億5,000万ドルと半減しつつもここまでは1位を維持していたが、第3四半期は、期初に新型コロナの発生でカジノが12日間閉鎖されたことが大きく影響してさらに売上げがダウン、3位に転落してしまった。

第3四半期のマカオのGDPは1/3減となった。マカオを訪れる旅行客が50.8%減となり、ゲーミングサービス関連の輸出額が72.5%減、他の観光サービスの輸出額が45.9%減となったことに起因している。
現在、マカオへは中国本土からの旅行者だけが5日間の検疫+3日間の自己観察期間を行わずに入国が可能となっている。By Resocasi.com