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マカオ10月のGGR、パンデミック後の最高額更新、政府は住民に17年連続で現金支給へ

2023/ 11/ 02

マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)の発表によると、マカオの10月のゲーミング売上(GGR)は前年同月比400.2%増の195.01億パタカ(約3,663億円)とパンデミックの影響が出始めた2020年2月以降の記録を2カ月ぶりに更新した。10月は国慶節の連休があったこともあり、9月比でも30.6%増と大きく伸びた。コロナ前の2019年同月比では依然39.8%減だが、今年に入り乖離幅は縮小している。
マカオでは2020年以降、ゼロコロナ政策の影響でゲーミング市場も低迷したが、昨年12月に事実上ウィズコロナ政策に転換され、今年1月8日に水際措置が大幅に緩和されてからはインバウンド数が急回復していおり、カジノの売上にも反映しているとみられる。今年は4月末時点ですでに前年通期実績を上回っており、今後どこまで回復するかが注目される。
マカオ政府が11月1日に提出した財政予算案には、2008年以降実施されてきた住民への現金配布が盛り込まれた。今回の支給額は未定だが、過去16年で「永久居留権」保有者が受給した金額は累計で13.4万パタカ(約250万円)に上るという。By Resocasi.com