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マカオのジャンケット、1年で半減し18社に
2024/ 01/ 07
マカオでライセンスを持つゲーミング・プロモーター(通称 "ジャンケット")の総数は11年連続で減少しているが、2023年1月からの直近12カ月では半減し現在は18社となっている。管轄する当局は減少した理由については公表していない。過去の記録では2013年1月時点では235のジャンケットが認可を受けていた。現在認可されている18のゲーミング・プロモーターの中には、Pacific Intermediário Sociedade Unipessoal LdaやHaishen Grupo Ldaなど、昨年マカオ市場で営業していた企業も含まれている。
新しい法的枠組みの下では、各ジャンケットは、1社のゲームコンセッショネア(オペレーター)と提携することが許可されており、ジャンケットは、ゲーミング・プロモーション・サービスの手数料(ローリング・チップ売上高の1.25%が上限)を得ることが認められている。マカオのカジノ内で独自のVIPルームを運営することは禁じられている。
マカオ政府は2023年9月に、各カジノオペレーターが2024年に提携できるジャンケットの最大数を50とすることを発表した。
当局のウェブサイトで2023年9月に公表された内容によると、サンズ・チャイナとSJMホールディングスの現地法人は、2024年にそれぞれ最大12のジャンケットとの提携を認められている。またMGMチャイナとメルコ・リゾーツの子会社はそれぞれ、今年8社までのジャンケットと提携できる。ギャラクシーエンターテイメントとウィン・マカオはそれぞれ5社と提携可となっている。
マカオのジャンケットシステムには、サブエージェントと呼ばれる存在がおり、自らの豊富な人脈を通じて高額プレーヤーを紹介し、ジャンケットがプレーヤーをカジノのVIPルームでもてなすことができるようにしているが、当局によると2024年に認可を受けているサブエージェントは8人だという。
マカオでは2021年11月と2022年1月に、ジャンケット界最大手サンシティのアルビン・チャウと同じくタク・チュンのレボ・チャンが違法賭博の疑いで拘束され、ジャンケットの売上は大きく落ち込んだ。2023年12月にはマカオ政府がジャンケットがプレイヤーにクレジットを与えること自体を禁止する提案をしていることが明らかになった。By Resocasi.com
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