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1月28日~春節の連休、マカオのホテルは予約でほぼ満室

2025/ 01/ 28

マカオの主要なカジノリゾートホテルは、中国の春節期間中ほぼ満室と活況を呈している。GGRAsiaの調査によると、32の高級ホテルブランドのうち21のホテルが少なくとも4泊の予約で満室となり、特にコタイ地区の施設の需要が高い傾向にある。また、6つの大手ホテルブランドでは8泊全てが既に予約済みとなっている。今年の春節休暇は中国本土で1月28日~2月4日までの8日間で、この間のピークでは2名用の客室が1泊約748米ドルを超えるケースもみられた。一部のホテルでは、2月中旬まで満室や限られた空室状況が続いているという。

そんな中、マカオ政府の発表によれば、2024年末時点でマカオには2,928室のホテル客室が建設中であることが明らかになった。また4つのホテルプロジェクトが進行中で、さらに10件が政府承認を待っている。これらのプロジェクトが完了すると、計4,229室が新たに供給される予定である。特にコタイ地区では、2,724室を有する大規模ホテルが建設されており、ギャラクシー・マカオの拡張プロジェクトとして新たな超高級ホテル「Capella at Galaxy Macau」が2025年第2四半期後半に開業する予定だ。2024年のマカオの5つ星ホテルの平均宿泊料金は、7月から12月まで6か月連続で前年同月比減少したが、年間平均では約202米ドルとなり、前年比2.8%増加した。12月の5つ星ホテルの客室稼働率は95.5%に達し、前年同月比で5.9ポイント上昇。5つ星ホテルの利用者の平均滞在日数は1.9泊で、中国本土からの宿泊者は1.8泊、他のアジア諸国からの宿泊者は2泊以上となっている。

現在、マカオには146のホテル施設があり、合計43,044室の客室が提供されている。この新たな供給が今後どのような影響を与えるかが注目される。By Resocasi.com