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マカオの政策MGMやウィンに影響せず?

2010/ 12/ 04

ラスベガスに拠点を置く調査会社のユニオンゲーミング社は、自社が発行するレポートの中で、先頃マカオ政府がゲーミング業界の拡大を慎重に見守るとの姿勢を発表したことについて、この政策がMGMグランド・パラダイスやウィン・マカオのコタイでのプロジェクトに大きな影響を及ぼすことはないとの見方を示した。マカオのフランシス・タム経済財政司長がゲーミングテーブル数の上限5,500台という制限が2013年まで修正されることはなく、その後は状況を考慮しつつ年率3~5%の範囲内で成長させると発言したもので、後日マカオのフェルナンド・チュイ行政長官もこれと同様の発言を行った。ユニオンゲーミング社は「この発言通りだと2013年~2015年の間に累計で700~1,200 台のゲーミングテーブルが許可される計算になり、両リゾートが実際にオープンする時期や、現在ウィン・マカオやアンコールで稼働状況の低いテーブルなども考慮すると、2つの新リゾートが必要なゲーミングテーブル数(各400~500台と予測した場合)を確保できるのではないか、としている。