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2020年以降のマカオゲーミング市場は・・

2011/ 08/ 07

マカオは今やラスベガスの5倍にも上る売上を誇る世界一のゲーミング市場となったが、各国の金融機関などは、現在のライセンスが期限を迎える2020年以降のマカオのゲーミング政策が不透明だとして新しいプロジェクトへの投資に及び腰となっている。現在マカオで営業を行っている6つのオペレーターのラインセンスは2020年以降順次期限終了を迎えるが、その更新プロセスは明らかでない。中国政府がこれら6社のライセンスを更新しないという可能性は少ないとみられるものの、各社がこれから計画する新規プロジェクトが完成するのは早くとも2015年以降であるうえ、中国政府の正式な承認が下りるかどうかはプロジェクト完成間際などということも多いため、その投資にはリスクが伴う。一方で、中国の金融機関のほとんどは中国政府から直接・間接のバックアップを受けるなど太い繋がりを持っており、こうしたリスクを心配することなく新規プロジェクトへの投資に積極的な姿勢を見せている。