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チャイナマネーに沸く、カンボジア「シアヌークビル」

2017/ 12/ 27

かつてはヨーロッパのバックパッカーが訪れるだけの小さな港町だったカンボジアのシアヌークビルには大きな変化が押し寄せている。中国人旅行者を目当てにカジノやホテル、リゾートマンションなどの開発が急ピッチで進み、かつては数千~1万人程度だった中国人居住者の数は今や25万人程に膨らんだ。中国語の看板を掲げる店があちこちに見られ、スーパーマーケットには中国の商品があふれている。
不動産の所有者たちには中国系の企業から相場の倍以上の金額で買収や賃貸のオファーが舞い込む一方、これまでの入居者やテナントは立ち退きを迫られるという事態となっている。フンセン政権が親中国路線をますます強め、カンボジアへの中国からの援助や投資が右肩上がりに増加する中、シアヌークビルの開発と変貌はまだまだ続くとみられる。By Resocasi.com