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2018年フィリピンゲーミング市場は32%増の予想、オカダマニラの本格稼働で

2018/ 01/ 14

モルガン・スタンレーは最新のレポートで、フィリピンの2018年のゲーミング売上が前年比32%増の29億ドルに上ると予測、オカダマニラの貢献やプラスの環境要因を理由に前回の28%増予想から上方修正した。またフィリピンのゲーミング市場は現在発展の初期段階にあり、ゲーミングの浸透度の低さや堅調な地元経済、中国からの旅行者が期待できること、地元VIPの存在、協力的な政策、インフラの向上などを背景として速いペースでの成長が見込まれるとしている。今年半ばから本格稼働を予定するオカダマニラの貢献が期待されるほか、マス部門ではシティ・オブ・ドリームズが前年比17%増、昨年銃撃事件の影響でマス売上が18%減となったトラベラーズ・インターナショナルも今年は15%増、ソレア・リゾートは14%増の見通し。またアジアのVIP市場が回復基調にあり (マカオ24%増、シンガポール30%増)、マカオの中規模のジャンケットオペレーターの海外進出やビデオ・ストリーミングなどもあり、VIP部門売上も既存カジノが15%増、オカダを含むと36%増になると予想される。VIP市場には不確実な面があるものの、フィリピンのVIP市場が現在は10億ドル程度であり、マカオの160億ドル、シンガポールの20億ドルと比べて小さいことなどから、今後VIP部門の益々の伸びが期待できるとしている。By Resocasi.com