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ブルームベリーリゾーツのIRプロジェクト、カジノ入場料を巡りケソン市とPAGCORが対立

2019/ 03/ 28

「ソレアリゾート」の運営会社であるブルームベリーリゾーツが、ケソンシティで年内の着工、2022年の完成を目指すとしている新しいIR施設を巡り、地元ケソン市の行政とPAGCORが対立している。ケソン市議会は先日、この新しいIR内のカジノについて、住民福祉(ギャンブル依存防止)の観点からシンガポール方式の入場料を課す条例を可決した。これに対しPAGCORは、フィリピン国内のカジノに関する規制・監督の権限を有するのはPAGCORであり、地方自治体がカジノ運営に関するルールを独自に策定することはできないと反発。住民福祉が目的であるなら、既にケソン市内で営業している63か所のビンゴ会場や、34か所のエレクトリック・ゲーミング場を許可しているのもおかしいとして、裁判所に同条例の差し止め命令を求めることも辞さない構えとなっている。

シンガポールでは、2か所のIR内カジノへの入場に関し、自国民には1回あたり100シンガポールドル(約8,000円)、年間2,000シンガポールドル(約16万1,000円)の入場料を課している。 By Resocasi.com