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ゲンティンHK、カジノクルーズ船「ゲンティンドリーム」を売却&リースバックでコスト削減図る

2020/ 01/ 31

ゲンティンHK(香港)はこのほど、中国の銀行4行に同社の所有するカジノクルーズ船「ゲンティンドリーム」を9億ドルで売却、同時に子会社であるゲンティンドリーム社がこの船の12年間のリース契約を結び営業を行うという。売却で得た資金は既にゲンティンドリームのために受けた融資残高5億200万ドルの返済などに充てられた。

12年間のリース期間終了後はゲンティンHKがゲンティンドリームを買いとる予定になっているが、ビジネスが予想よりも順調に推移した場合、12年よりも早期に買い戻すことも可能な契約となっているほか、予想よりも厳しい展開となった場合には船を売却する選択肢も含まれている。

ゲンティンドリームは、2017年にゲンティンHKの新たな「ドリームクルーズ」ブランドの船として登場。ゲンティンHKはこのほか8月にクリスタルエンデバー、来年にはグローバルドリームの計3隻をそれぞれ同様のスキームで運営する予定。3隻はそれぞれ、クリスタルエンデバーがハイエンドの高級路線、ドリームクルーズがプレミアム市場、スタークルーズがコンテンポラリー市場とターゲット別に営業を行っていくという。 By Resocasi.com