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ウィンリゾーツ、オカダマニラ、クラウンがM&Aの標的となる可能性も

2020/ 05/ 10

ユニオンゲーミングのアナリストによると「ウィンリゾーツ、オカダマニラ、クラウンリゾーツの3社がラスベガスサンズ(LVS)のM&Aの対象となる可能性がある」という。この予測はLVSのアデルソン会長が4月末のカンファレンスコールで示したアジアでのM&A及びIR開発についての積極的な姿勢をもとに、LVSが重視するM&Aの条件「アジア(特に中国)顧客への距離」を考慮して導き出したものと思われる。LVSにとっては、クラウンがオーストラリアで抱えている法的な課題など大したことではなく、ウィンマカオが第1四半期に1億5,400万ドルの損失を出していようがウィンリゾーツを傘下に加えることで得られるEBITDA16億ドルのプラスやコスト面でのシナジー効果を考えれば買収は理にかなっているという。そしてフィリピンは現在、15年前のマカオに似た供給主導型の市場にあるという点で非常に魅力的な投資先であること、その中でもオカダマニラは第1期の最後のホテル棟が完成間近であり経営面でも高く評価されていることから、買収先リストのトップに位置するとアナリストは見ている。By Resocasi.com