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フィリピン、一部のカジノ施設が30%のキャパシティで営業再開へ

2020/ 09/ 01

PAGCORの広報担当者がオンラインメディアの取材に答えた内容によると、フィリピンのいくつかのカジノ施設は通常の30%以下の収容人数を条件に営業再開を認められたという。各施設の再開日については、その地域の状況と各施設の準備具合により異なる可能性がある。実際、メルコ・インターナショナルは最新の中間報告書の中で、シティ・オブ・ドリームス・マニラが「PAGCORの新ガイドラインの条件に沿って通常営業の再開に向けて準備を進めている」としている。具体的な営業再開の日にちは示されていない。

フィリピンのマニラ首都圏では8月19日から8月31日までの間、新型コロナの地域隔離政策のレベルが一般的なコミュニティ検疫へと緩和され、ドゥテルテ大統領は8月31日に「マニラ首都圏は少なくとも9月30日まで一般的なコミュニティ隔離となる」と語った。マニラ首都圏の大型カジノ施設は新型コロナの感染拡大予防策の一環として、3月中旬から閉鎖されているが、より緩和された検疫措置の段階ではいわゆる「ドライラン(予行演習)」としてオペレーションを行うことが許可されており、ソレアリゾート&カジノ、シティ・オブ・ドリームス・マニラ、リゾーツワールド・マニラ各社が発表した第2四半期の業績によると、これらの施設ではその間に数百万ドルに相当する収益を上げている。

一方でフィリピンの新型コロナ新規感染者数は8月31日時点で3,447名と8月半ばの6,000名以上に比べれば減少しているが、依然予断を許さない状況が続いている。By Resocasi.com