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カンボジアで新カジノ法成立、ナガコープはアンコールワット近くに非ゲーミングIR建設へ
2020/ 11/ 22
今月、カンボジアの国会では新ゲーミング法「Law on the Management of Integrated Resorts and Commercial Gambling(LMCG)」が成立した。
LMCGではカンボジア国内を「いかなるゲーミングも認められない禁止ゾーン(Prohibited Zones)」「ナガコープなどのゲーミングライセンスを保有する事業者が既に存在する振興ゾーン(Promoted Zones)」「海沿いのシアヌークビルやコッコンなどの優先ゾーン(Favored Zones)」の3つに区分しており、3つ目の優先ゾーンでのみ新たな統合型リゾートの開発が認められる。同法はまたゲーミング粗収益に対する新税率を「VIP:4%、マス:7%」としている。カンボジア政府としてはゲーミングに関する規制を強化・明確化することで、国際的なゲーミング事業者からの投資促進を図りたい考えとみられる。
またプノンペンでカジノリゾート「ナガワールド」を運営するナガコープは、シェムリアップに3億5,000万ドルの非ゲーミングリゾート「アンコール・レイク・オブ・ワンダー」を建設する計画を発表した。世界遺産であるアンコールワットとナガワールドを「カンボジアのツイン・アイコン」としてアピールしていく模様。ナガコープのグループ企業がカンボジア政府からアンコールワット近くの75haの土地を50年間リースする。高級ホテル、水上テーマパーク、インドア・ハイテクテーマパーク、運河、水上クルーズなどのアトラクション及びMICE施設から成るこの新しいリゾート施設は2025年までに完成する予定。飲食店や音楽、ショッピングなどを提供するシェムリアップチャイナタウンと呼ばれるエンターテイメント地区の建設も計画されている。By Resocasi.com
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