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ユニバーサルエンターテイメント、オカダマニラ運営会社の米国上場を計画

2021/ 02/ 16

ユニバーサルエンターテインメントグループは、フィリピンで展開するIR事業をナスダックかNY証券取引所に上場させる計画を発表した。上場にはSPAC(特別買収目的会社)を利用する予定という。同社のIR事業は子会社のタイガーリゾートレジャーアンドエンターテインメントが展開しており、フィリピンのマニラで2016年の12月からオカダマニラを運営している。ユニバーサルは今後IR事業をグループの中核事業と位置づけてさらなる事業拡大を目指す方針。前後して発表した2020年の業績は、遊技機事業の健闘にもかかわらず、新型コロナによるオカダマニラの営業停止や規制の影響を受けて、グループ全体で192億円余りの損失となった。一方で、オカダマニラでは人員削減など経費削減策を実施し収益力強化を図っているといい、IR事業の上場検討には好タイミングであるとの考えを示した。既に日米の金融アドバイザリー企業数社と契約し、SPACの選定やグループ資本構成の見直しに着手しており、2021年中の上場を目指すという。By Resocasi.com