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ボラカイ島にもカジノの可能性、ドゥテルテ大統領方針転換で

2021/ 08/ 28

フィリピンのドゥテルテ大統領は26日、これまでのギャンブル反対姿勢を覆し、政府の財源不足を補う手段としてカジノの設立を容認すると発言した。これを受けてPAGCORのドミンゴ会長が「大統領が2018年1月に発表した新規カジノのモラトリアムが解除されたので、今後は新規カジノのライセンス申請の受付を再開することが可能となった」と述べたことが現地メディアで報じられた。ただしマニラ首都圏のエンターテイメント・シティゾーンでの新規カジノ申請は終了しているため申請の対象外、またクラーク・フリーポートゾーンについてはモラトリアムの対象に含まれていなかったと付け加えた。

フィリピンの人気リゾート地、ボラカイ島では、2018年4月にギャラクシー・エンターテインメントと現地のパートナー企業が5億ドル規模の統合カジノ・リゾートを建設する計画を発表したが、ドゥテルテ大統領はこれに反対を表明、その後計画は中止されたが、今年6月にはボラカイ島開発局の権限を定める法案に、同島でのゲーミング、アミューズメント、レクリエーション施設運営などが含まれると報道された。またドゥテルテ大統領は今年7月にも、新型コロナ対策のために多くの資金が必要だとして、フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーターズ(POGO)などのギャンブル活動の再開を許可している。 By Resocasi.com