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オリックス、大阪IRへの初期投資額は最大2700億円規模を計画

2021/ 11/ 06

ブルームバーグによると、オリックスは4日、大阪府と大阪市が誘致を目指すIRの事業者に選定されたことを受け、パートナー企業であるアメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルと共に、2700億円規模のエクイティ出資を見込んでいることを明らかにした。同社の矢野執行役は11月4日に行われた決算会見で、初期投資額約1兆800億円のうち、半分強をノンリコースローンでまかなう予定と説明。負債を除いた負担割合については、オリックスとMGMが40%ずつ、現在出資を募っている関西系企業などが計20%としたい計画であり、オリックスの出資額は最大2700億円規模となることを語った。原資は「毎期の利益の蓄積で十分対応していける」とし、基本的には手元資金でまかなう意向という。矢野執行役はIR事業について、「大阪だから参加するという部分はある。大阪全体を底上げしていきたい。」と述べ、関西系企業参加への期待を示した。同じくコンソーシアム方式で運営されている関西国際空港の事業会社は、中核のオリックスと仏ヴァンシ・エアポートのほか、関西電力、近鉄グループホールディングス、パナソニックをはじめとする関西系企業などが計20%出資している。By resocasi.com