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フィリピン・クラークのハン・カジノリゾート、オープン後4時間で5,000人が来場

2021/ 12/ 16

12月15日(水)午後、フィリピンのクラークシティにある「ハン・カジノリゾート」がソフトオープンした。約2億4,000万ドルを投じて旧ウィダス・ホテル&カジノを拡張、リブランディングしたハン・グループの発表によると、オープン後4時間の間に5,000人ものゲストが訪れたという。施設内にはカジノのほか、マリオット、スイスホテルなどが含まれ、メルキュールホテルも加わる予定となっている。

フィリピンでは11月半ばに、感染拡大のリスクが低いと判断した国からの観光客の入国をワクチン接種済みであることを条件に原則的に承認するとの発表があり、第一弾として12月1日~15日の間にワクチン接種済みの外国人観光客の受入れが予定されていたが、11月30日には「オミクロン株の影響による公衆衛生と安全への懸念から、当面の間、外国人旅行者のフィリピンへの入国を禁止する」との新たな決定が下された。今回のリブランディングを機に、ハン・グループでは、やや下級イメージだった「ウィダス」のブランドイメージ刷新と向上を図る。ハン・フィリピン社のデシク・ハンCEOによると、パンデミック以前のウィダスのビジネスの60~70%は韓国市場からのものだったが地元客の支持も根強い。施設内には、約700台のスロットマシンと180席の電子テーブルゲーム、それに約170のライブディーラーのテーブルゲームがあるが、テーブルの多くは、ジャンケットや外国人VIPを対象に想定しているため、今は使われておらず、現在は最低ベットがUS20ドル程度~の約80台のグラインド・セグメントのマス対象テーブルが稼働している状態。メインゲーミングエリアのミニマムベットは20~100ドル、VIPでは600ドル程度~を予定しているという。カジノの周辺にはゴルフ場もあり、これらを活かしてマニラの大型ゲーミングリゾートとの差別化を図っていきたいという。By Resocasi.com