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アジア各国への渡航情報・1月10日調べ

2022/ 01/ 11

昨年末にはアジア各国で外国人観光客の受入れ再開の計画が次々とスタートしツーリズムの復興が期待されていた矢先、世界的なオミクロン株の感染急増がその流れにブレーキをかけている。


マカオ
1月9日から2週間、中国本土を除くすべての国際線の乗り入れを禁止。
また新型コロナのリスクが高いと思われる国の検疫期間が21日から28日に延長された。対象国はバングラデシュ、ブラジル、カンボジア、インド、インドネシア、イラン、ネパール、パキスタン、フィリピン、ロシア、南アフリカ、スリランカ、タンザニア、トルコ、米国、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ王国、モザンビーク、マラウイなど。間近と言われていた香港との国境開放も棚上げの状態。

香港
アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、フィリピン、インド、オーストラリア、パキスタンなど高リスクとする8カ国からのフライトを禁止。搭乗禁止期間は1月21日まで。またジムやスパなどの営業停止、午後6時以降のレストランでの食事も禁止されている。

フィリピン
マニラ首都圏は1月3日に警戒レベル3に戻り、ルール上は学校、カジノは閉鎖、コンタクトスポーツ、同居人以外との集会は行わないよう規制されているが、実際には、マニラのエンターテインメントシティにある複数のカジノの公式サイトによると営業を継続している模様。警戒レベルの引上げは1月7日に他地域にも拡大された。期間は1月9日から1月15日まで

シンガポール
シンガポールはアジアでいち早く国境を開放し、ウィズ・コロナ政策を採り入れていたが、現在は1月20日まで全てのワクチン接種済みトラベルレーン国からの予約を停止している(既存予約は、規制対象外)。また、渡航者は3日目と7日目に追加検査を受けなければならない。この渡航停止は、マレーシアとの陸路での国境にも適用され、現在は帰国するシンガポール人しか入国することができない。

日本
11月30日から外国人の入国を全面的に禁止。入国禁止は「特別な例外的状況」にない限り、日本人と永住者の配偶者・子供にも適用される。

マレーシア
マレーシアへの観光旅行は、従来同様ランカウイ島に限り、ワクチン接種を完了した旅行者を対象に認められている。旅行者は渡航の48時間前にPCR検査を受ける必要がある。
マレーシアでは、国内の予防接種率が高いことから、経済活性化のために年初から国境を再開する予定だったが、現時点で再開の予定は明らかにされていいない。

ベトナム
2020年3月22日から観光客の入国を禁止している。外交官、熟練労働者、外国人投資家の渡航は許可されている。年初から9カ国からの国際線再開を予定していたが、実際に運航が確認されたフライトは米国、日本、台湾、カンボジア、シンガポールとの5路線にとどまっている。完全なワクチン接種を受けた旅行者は、自宅や宿泊先で3日間検疫を受ける必要があり、入国1日目と3日目に2回のPCR検査が必要。地元メディアの報道では、昨年末からキエンザン、カインホア、クアンナム、ダナン、クアンニンの5省を皮切りに、外国人観光客の受入れを再開する予定となっていた。

カンボジア
アジアで最も高いワクチン接種率を達成しており、観光客の往来再開を目指してきた。カンボジアに入国するためには、到着後72時間以内に発行されたPCR検査の陰性結果を提示する必要がある。ワクチン接種を完了している場合は、到着時の検疫は必要ない。

サイパン
オミクロン株の感染拡大により、北マリアナ諸島連邦の観光業の再開及び投資計画が頓挫している。トラベルバブルによりサイパン便の運航を再開していた韓国の航空会社数社が、1月の運航を取りやめた。地元メディアによると、トラベルバブル下の予約の約27%がキャンセルされた。地元観光協会は昨年10月の時点で、2021年中にトラベルバブル計画により約8,000人の旅行者を見込んでいたが、12月16日現在、4834人にとどまっている。

ニュージーランド
少なくとも2月末まで、段階的な国境開放の計画を延期。元の計画では、1月16日から予防接種を完了したニュージーランド人がオーストラリアから隔離期間なしで帰国可能となり、2月13日から他のすべての国からも帰国可能となる予定だった。4月初旬には7日間の検疫期間付きながら、国境線の全面的な再開も予定されていた。

オーストラリア
国として規制の強化は行なっていないが、各州でそれぞれ到着後24時間の自主隔離や複数回のPCR・抗原検査などにより検疫強化を図っている。昨年12月からワクチン接種を完了している日本人の渡航受入れも再開されている。

韓国
原則として観光目的の旅行者の入国は不可のまま。1月6日まで延長されていたオミクロン株流入遮断のための強化措置をさらにさらに4週間、2月3日まで延長。トラベルバブル対象のシンガポールからの航空券の新規発売(~1月20日0時到着の便)が一時的に中止された。By Resocasi.com