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ゲンティン香港、会社清算申し立て、米クルーズ子会社が運航を休止

2022/ 01/ 22

ゲンティン香港、会社清算申し立て、米クルーズ子会社が運航を休止

クルーズ船運航会社「ゲンティン香港」は、法人登記先のバミューダの最高裁に会社清算の申し立てを行った。新型コロナのパンデミックによる旅行需要の減少で、同社は流動性危機に直面、昨年は17億ドル(約1,950億円)の記録的な赤字を計上していた。今月初め、同社はドイツの地元当局との間で、現地の造船子会社の破産申請後の救済措置を巡り合意を得られなかったとして、投資家に対し27億8,000万ドルに上るクロスデフォルトの可能性を警告する通知を行っていた。今月末には債務の支払いが困難となる模様。

同社はドイツの造船所2社のほか、香港のスタークルーズ、アメリカのクリスタルクルーズを所有、マニラではリゾート・ワールド・マニラを運営するジョインベンチャーを設立している。アメリカのクリスタルクルーズは1月20日、同社の業務の当面の停止を発表。同社が所有する客船は、現在2隻がカリブ海を、1隻が南極を運航中で、それぞれの航海については終了まで継続するという。By Resocasi.com