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フィリピン2021年GGR(総ゲーミング収益)第4四半期は好調

2022/ 03/ 09

PAGCORの発表によると、2021年のフィリピンのGGRは前年比14.4%増の約21億9,000万ドルで、2019年比では半分以下だった。しかなしながら同30%程度までしか回復していないマカオに比べるとより回復傾向にあると言える。特に第4四半期のGGRは約6億6,000万ドルと、12月中旬からオミクロン株に対する規制が始まるまでは、年間でも最も好調な推移を見せていた。
マニラのエンターテイメントシティのカジノの年間GGRは前年比20%増の約15億2,000万ドルだった。
フィリピンは12月中旬にコロナ対策の規制を再強化していたが、2月10日からは観光客にも国境を開放、3月からはカジノがフル稼働を許可された。

メルコ・リゾーツの幹部は、3月1日のカンファレンス・コールで、シティ・オブ・ドリームス・マニラのカジノフロアが盛況であり、ゲーミングボリュームはパンデミック前の90%近いレベルになっていると語った。但し海外からの観光客については、受入れは再開されたものの帰国時の自国での検疫などの事情により、完全な回復までにはまだ時間がかかりそうだと述べた。またオカダ・マニラの2021年GGRもコロナ前の2019年に比べると半分足らずではあったが、前年比は23.4%増、第4四半期のGGRは前年同期比68%増と需要が積もっている様子が伺える。By Resocasi.com