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大阪IR、開業予定1年遅れ2030年に

2023/ 09/ 06

大阪府と大阪市は9月5日、夢洲で計画中の国内初のカジノを含む統合型リゾート(IR)について、開業時期を2030年秋ごろとする実施協定案を決めた。実施協定は事業者との本契約に相当するもので、国の認可を経て、大阪府とMGMリゾーツ・インターナショナルなどが出資する「大阪IR株式会社」が今月(9月)中の締結を目指す。
協定締結後、事業者は開業までに国にカジノ免許を申請して交付を受ける必要がある。
大阪府と市はこれまで、開業時期を2029年秋~冬としてきたが、国の区域整備計画の認定が想定よりも遅れたことから約1年ずれ込んだ形で、工事の進捗状況によってはさらに1~2年遅れる可能性があるという。事業費については、建設資材の高騰などで当初より1,900億円増の約1兆2,700億円となったが、株主らが出資額を増やすことで対応するという。

大阪IRは2025年の大阪・関西万博会場に隣接する約49万平方メートルの土地に、カジノや三つのホテル、国際会議場など(延べ77万平方メートル)の施設で構成される。府は年間で約2,000万人の来場者と約5,200億円(うちカジノ部分約4,200億円)の売り上げを見込んでいる。By Resocasi.com