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タイのカジノ、年間50億ドル以上の収益を生み出す可能性も

2024/ 04/ 14

タイのメイバンク証券は同国で検討されているカジノ複合施設の収益がGDPの約1%にあたる年間約1,870億バーツ(51億4,000万ドル)にのぼる可能性があると予測している。
タイで予定されているカジノ税率は17%と、シンガポール、マレーシア、フィリピン、マカオなど近隣のゲーミング市場のマス税率25〜40%と比べても有利な数字である。一方、法人税については税引き前利益に対して20~30%の税率が課されるという。
タイ政府は、ホテル、ショッピングモール、カジノで構成される複合エンターテイメント施設の導入を戦略的に進めており、首相は「内閣が近いうちに法案をまとめ、数週間以内に国会に提出することを目指している」と述べており、バンコク・ポスト紙は「法案承認後、建設には少なくとも3年はかかるが、2029年度までに最初の複合施設がオープンすることになる」とするアナリストのコメントを紹介している。
法案では、複数の県にまたがる5〜8つの複合施設の建設が提案されている。ある調査ではカジノを含む複合施設ができれば、観光客の平均支出が大幅に増加する可能性があり、1回の旅行につき52%増の65,050バーツ(1,790ドル)になるとの試算が示された。またカジノ合法化により、観光収入が約120億ドル増となる可能性があり、タイの国内総生産(GDP)成長率を1.16ポイント向上させるとしている。By Resocasi.com