世界のIR・カジノニュース

タイの競馬クラブ、2,000億バーツの複合エンターテインメント施設を計画

2024/ 08/ 31

タイの王室や軍政とも歴史的なつながりをもつロイヤルターフクラブが、バンコクでカジノを含む複合エンターテインメント施設を建設する2,000億(約8,200億円)のプロジェクトを計画しているという。
地元メディアが同クラブの幹部の話として報じたところによると、海外のパートナーとともに約190万㎡の用地に「ロイヤル・サイアム・ヘブン」を開発するという。建設は来年開始され、完成には7年を要する予定で、プロジェクトには、競馬場、クラブハウス、ゴルフコース、ヨットクラブ、スポーツ複合施設、6つ星ホテル、高級レストラン、ウェルネス病院、学習センター、カジノが含まれている。予定地の場所はまだ明らかにされていない。タイ政府は、カジノの合法化を積極的に進めているが、認可されたエンターテイメント複合施設内に限定している。現在、法案の草案が精査されているが、連立政権の他の政党からも、現状では反対との声も出ている。

ロイヤル・ターフ・クラブはロイヤル・スポーツ・コンプレックスと組んでプロジェクトを進めており、その他にも中国、韓国、アメリカからの4社のパートナーを手配しているという。
韓国からのパートナー候補は競馬関係者で、クラブはすでに内務省から新たな競馬場ライセンスを取得しているという。

財務省は今年後半にエンターテイメント複合施設とカジノ法案を内閣に提案する予定である。

タイでギャンブル合法化が実現した場合、多数の国際的な大企業がタイ市場への参入の可能性を検討しており、その中にはLas Vegas Sands、Wynn Resorts、Caesars Entertainment、MGM China、Hard Rock Caféなどが含まれるといわれている。 By Resocasi.com