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アジア太平洋地区のツーリズム好調

2011/ 03/ 27

太平洋アジア観光協会(Pacific Asia Travel Association)によると、今年1月に最も海外旅行客数が伸びたのは南アジアで前年同月比14%増、次いで北アジアが伸び率5.5%で続いている。北アジアはベースとなるボリュームが大きいため、約95万人の旅行客が増えたことになるという。中でも大きな伸びを示したのが香港の22%、台北の14%でマカオや中国本土への訪問客数は1%増にとどまった。このほかスリランカへの訪問客数が46%増、ネパール26%増、インド10%増とそれぞれ過去最高の伸びを示した。これらに次ぐのは東南アジアのカンボジア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなど。日本は中国に次ぐ観光客を送り出している国であるが、今回の震災が今後の数字に影響を与えることは確実とみられる。日本への海外からの旅行客は2010年、3年ぶりに増加基調に転じ、2011年1月についても前年同月比12%増と好調な出だしであったが、今後5,6月頃までは震災の影響を受けるものとみられる。