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マニラのカジノ成功は、ジャンケット導入の成否にかかる?!

2013/ 01/ 04

フィリピンのブルームベリー・リゾーツが手掛けるカジノプロジェクト「Solaire(ソラーレ)」が2013年3月のオープンに向け、着々と準備を進めている。政府によるマニラ湾のエンターテイメントシティプロジェクトには、このほかベルコープ、日本のユニバーサルエンターテイメント、マカオのメルコクラウンらが名乗りを上げている。フィリピンの場合、政府が後押しするプロジェクトであることや現地の住民も自由にギャンブルを楽しめるという強みはあるものの、一人当たりの賭け金平均はわずか40ペソ(3ドル)にすぎず、マカオの38ドルとは大きな開きがある。ジャンケットオペレーターの導入の成否がこの差を縮める鍵となるかもしれない。「Solaire」ではマスマーケット向けの200台のゲーミングテーブルとは別に、90台のVIP客向けテーブルを用意しており、開業1年後にはVIP客からの売上50%以上を目標に、現在20以上ものジャンケットオペレーターと交渉を行っているという。混雑する道路事情や築40年の空港などがネックとなるが、自らも自家用ヘリを愛用しているブルームベリー・リゾーツのオーナー・レゾン氏は「香港やマカオ、上海から直接VIP客を空輸する」と語っている。