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サイパン、IPIライセンス取消後のカジノライセンスの行方

2021/ 07/ 17

北マリアナ諸島自治連邦区カジノ委員会は今年の4月、サイパンのインペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)に対し、多額のライセンス料の不払いや違反を理由にゲーミングライセンスの無期限停止を命じた。またIPIへの建設事業者による代金未払い訴訟に対し、裁判所が同社の所有する車両やゲーミング機器を売却して支払うよう命じる判決を出すなど、同社のラインセンス取消は時間の問題となりつつある。

サイパン議会では、2月にIPIの独占的カジノライセンスが取消された後の2つ目のカジノライセンスに関する法案が提出されている。その条文には、独占的カジノライセンスを保有するIPIが、ゲーミング施設の建設を完了できず、財務・法律上の問題を解決できない可能性が高く、カジノライセンスが取り消される可能性があり、その場合はこれを機にカジノに関する規定や規制の見直しを行うべきである、との提案が含まれており、これを提案した2名の議員は、サイパンのゲーミング産業の状況を改善するため、早急に第2の事業者を見つける必要があるとしているが、別の議員は「カジノ産業の拡大が唯一の解決策ではなく、カジノ抜きの観光産業の再建も議論されている」と語っている。By Resocasi.com