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サイパン、下院でカジノライセンスを5事業者に発行する法案が提出される

2021/ 11/ 01

北マリアナ諸島連邦下院で、サイパンに5つのカジノライセンスを発行する法案が提出された。現在、サイパンのカジノライセンスは破綻の危機に瀕しているインペリアル・パシフィック・インターナショナル社が独占的に保有している。法案では「独占的にカジノライセンスを保有する企業が税金やライセンス料を確実に支払えない現状は、連邦が唯一の産業、唯一の企業に依存したことが誤りだったと示している」としており、そもそもサイパンでカジノを合法化した本来の目的は、退職者の年金に充てる信頼できる資金源を作ることであったと述べている。そのうえで「独立して事業を実行することのできる事業体を5つまで規定し、地元での認可カジノ数を増やすことで、カジノ同士が競争しつつも産業振興の費用や経費を分担して協力し海外から観光客を呼び込むことにつながり、北マリアナ諸島連邦全体の経済にとって利益をもたらすことになる」とし、また「ライセンス数を1から5に増やすと同時に、年間手数料を1,500万ドルではなく300万ドルに設定することで、関係者のリスクを軽減できる。仮に各カジノが500万ドルずつを支払るとすれば、総額では2,500万ドルとなり、既存の法律が定める1,500万ドルよりも多くなる」と述べられている。 By Resocasi.com