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日本政府の提案に海外カジノオペレーターの反応は…

2017/ 08/ 21

日本のゲーミング市場参入に強い意欲を表明してきた海外カジノオペレーターにとっては、最新の日本政府側の提案はやや勢いを削がれものだったようだ。日本政府が自国民をギャンブル依存から守るため、カジノへの入場料を設定したり、訪問回数を制限したりしているシンガポール方式に倣おうとしているからだ。ただ日本政府が厳しい規則を導入してくることや、日本とシンガポールでは市場規模そのものも違う、といったことは、オペレーター側もはじめからわかっていただろう。
日本はMICEの旅行先として、アジアで6位、全世界では22位と後れをとっており、政府はIR、すなわちカジノだけでなく会議場やホテルなどを含めた「統合リゾート」の建設を考えている。その点では実績のあるラスベガスを拠店とするカジノオペレーターが、日本企業とパートナーを組んで参入できる可能性は少なくないだろうが、どの程度の利権を得られるかについては、まだ全く不透明な状況だ。2023年の開業を目指すならば、今年中の法令の整備が急がれるところだろう。By Resocasi.com