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オンラインカジノ強制遮断へ、総務省が有識者会議設置し新制度検討

2025/ 04/ 14

総務省はオンラインカジノサイトへのアクセスを強制的に遮断する「ブロッキング」制度の導入に向けた検討を始める。今月中にも憲法学者やギャンブル依存対策の専門家らによる有識者会議を設置し、制度の是非を含めて議論を進める方針だという。

警察庁によると、違法オンラインカジノの利用経験者は国内で約337万人、年間の賭け金は約1.2兆円にものぼる。違法と知らずに利用するケースも多く、利用防止策としてブロッキングの必要性が指摘されている。一方で、ブロッキングについては利用者の通信内容を把握する必要があり、憲法が保障する「通信の秘密」や「知る権利」との兼ね合いが課題とされてきた。総務省はこうした懸念に配慮しつつ、明確なルールを整備することで、通信会社が適切に対応できる仕組みを目指す。過去2018年にも海賊版サイト対策としてブロッキングが検討されたことがあるが、反対意見が多く実現には至らなかった。現在、例外的に児童ポルノサイトのみが対象となっている。 By Resocasi.com