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フィジー、初のカジノ入札を開始

2010/ 11/ 08

2006年のクーデター以来、フィジーを治める軍事政権が先日フィジーへのカジノ誘致を発表した。フィジーには年間54万人の観光客が訪れ、その65%をオーストラリア及びニュージーランドからの旅行者が占めるが、近年は観光産業も減少傾向となっており、政府はカジノ誘致で中国やインド、ヨーロッパなどからも集客を図りたいとしている。政府は「カジノの建設によりフィジーのレジャー産業を活性化させることのできる国際的に力のあるカジノオペレーターを求めている」としているが、スケジュールなどについては明らかにしなかった。NPO「インターナショナル・バジェット・パートナーシップ」によると、フィジー政府は予算に関する公的な資料を充分に開示しておらず同国の「予算の透明性」は調査対象94カ国中最下位となっている。